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2021 / 07 / 20  16:17

水俣和紙

水俣和紙

いつも便箋やカードを使わせていただいている水俣の和紙職人、金刺潤平さんの工房を友人と訪ねました。

 

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♪念願の紙漉き体験♪

 

クリエイティブな金刺さん、立体もつくれるとのことで数枚の和紙と繭のような入れ物をつくることに。

 

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⁡"お手本のように上手くいかず手伝ってもらうの図"

 

 

和紙ならではの空気感

軽くて強く

湿気にも強い

障子や襖など、和紙が建材として使われてきたのは世界でも日本だけだそうですが

それだけ日本の気候に合っているのですね。

 

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染織家の奥様の宏子さん⁡が工房のまわりを案内してくださいました。

木を蒸す竈門、日本ミツバチ、たくさん自生している藍や、

 

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茜やくさぎなど染色の材料になる植物がたくさん!草木染めの素敵な作品を生み出されています。

 

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 和紙の糸で織られた紙布(しふ)を初めてみました。

 

金刺さんご夫婦の優しく楽しいお人柄を知ることができて、素敵な和紙アクセサリーの作家さんとも出逢えて。("おしゃら"というブランドです)

楽しい時間をありがとうございました!

 

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"水俣の豊かな土地のエネルギーを感じるおしゃら"

 

 

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"自家製の猪肉の燻製をいただいて。美味しかった〜"

 

 

豊かな自然の中で手間をかけ、天然資源のみでつくられている貴重な水俣和紙。

これまで以上に大切に使わせていただきます。

 

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2021 / 07 / 07  01:03

白糸のピアス

白糸のピアス

山鹿に行ってきました。

今回は糸の相談ではなく、お祝いに。

 

養蚕農家の花井雅美さんと、婦人画報のきものライターさん、糸づくりの専門家さん、染織の専門家さんによる究極のきものプロジェクトのお着物が完成したとのことで。

 

https://www.okaicofarm.com/pages/4882256/page_202104291703

 

花井さんの繭だけをつかって座繰りと草木染めでつくられる初めてのお着物。どんなものなのか私には想像もつきませんが、この上なく素晴らしいものであることは間違いなく。。。

 

そのお着物が山鹿に里帰りするとのことで、取材や動画を撮られる際に白糸の小さなピアスを身につけたい、アクセサリーが自分を守ってくれる気がして、とおっしゃって。

 

私がいつも守ってもらっているのに、花井さんのその言葉が本当に嬉しくて、大切な友人達と一緒に喜び勇んで行ってまいりました。

 

いくつかお持ちした繭モチーフから、ハーキマーダイヤモンドと合わせた丸いピアスを選ばれて(上の写真の左側)

 

それがすごくお似合いで美しかった…

 

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お喜びの花井さん ^ ^

 

白糸がピアスになって花井さんの元に帰り、耳元でキラキラと輝く様子、花井さんも少女のように嬉しそうで。

花井さんってとてもピュアでチャーミングな方なんです。

 

見ているこちらも幸せでした。

 

お祝いとしてお渡しできてよかった〜

 

企画展のこと、沢山の方にシルクを身近に感じていただけたことをとても喜んでくださっています。

 

8月に糸をつくれるかも、とおっしゃっていました。

秋には新作アクセサリーを皆さまにお届けできるかな、、

極上の春繭からどんな糸が出来上がるのか今からとても楽しみです。

 

 

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2021 / 07 / 02  07:09

糸のお話 

「縁の糸」ありがとうございました。

 

Himika企画展「縁の糸」が終了しました。

県内外からいらっしゃった、たくさんの方にアクセサリーを見ていただけて、素敵な出店者の皆さんとご一緒できてとても幸せでした。足を運んでくださった皆さま、本当にありがとうございました。

 

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混み合った時間帯にはなかなかお話もままならず(私の段取りが悪くて泣)、充分にお伝えができなかった方がいらっしゃるので

改めて絹糸のことを書かせていただきますね。

 

はじめて山鹿の座繰り糸を見たときのことは忘れられませんが、糸が置かれているその場所だけ、明らかに空気が違って糸が発光し、生きて呼吸していること、これは普通の糸ではないということが素人目にもはっきりとわかりました。

 

繊細な輝きとしっとりとした艶、独特のふんわり感… 繭から一本一本の糸をとって合わせた、昔ながらの座繰りという方法で繰られた糸でした。草木染めの色も素晴らしくて。

 

そのあまりの美しさに衝撃を受けて、そこにいらした方々に買わせて頂きたいとお願いしましたが、やはり売り物ではなく、、

 

諦めがつかずに、この糸を編んでこんなものを作りたいんです、とお話していたら「編むのは難しいと思うけど、どうぞ」とひと枷を頂いてしまったのが始まりです。

 

ハラハラと繭糸が解けていくようなこの糸を編むのはやっぱり難しかったけれど、触れているだけで幸せで身体が疲れない、そんな素材ははじめてでした。

 

半年ほど時間がたち、ようやく納得いくアクセサリーが完成したものの、私に糸をくださった方とは連絡がつかず、糸の入手先はない状態でした。

 

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そんな時、お蚕ファームさんのホームページをたまたま拝見して、養蚕農家さんが熊本に2軒しかなく、そのうちの1軒として若手養蚕農家、花井雅美さんがひとりで頑張ってらっしゃること、

 

ブログの文章や写真から溢れるお蚕さん愛、豊かな自然と共生しながら丁寧に暮らしてらっしゃる様子に感銘を受けて、糸の販売についてお問い合わせしました。

 

あまりに多忙で糸はつくっていないとのことで、私も一旦は諦めていましたが、不思議な流れでお会いできることに…

 

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お会いしたら花井さんの真摯な生き方と、美しいお仕事、美しい桑畑にますます感動して、私にとって、これ以上の素材に会うことはもうないだろうな、と思ったのを覚えています。(私が最初に頂いた糸も花井さんの繭からつくられていることがわかりました)

 

ありがたいことに私のつくったアクセサリーを気に入ってくださり、特別に糸を試作してみる、と言われた時、私の夢は叶いました。

 

もう叶っているから、こうしてアクセサリーをつくらせてもらい喜んでいただけることは全て天からのギフトのように思っています。

 

花井さんの繭はプロの目から見ても特別に美しい極上の繭だそうです。それは花井さんの長年の研究の賜物であると同時に、お蚕さんへの深い愛からくるもののように感じます。

 

お蚕さんは頭を∞の字に動かして、3日間で約1300メートルの糸を吐くそうです。座繰りの糸にはその自然のゆらぎが残っている。だから人の身体に優しく寄り添うのだと聞きました。

 

尊い命と愛だけでできているようなこの絹糸でより美しいものをつくり、皆さんに心地よく過ごしていただくことで、喜びが循環するお手伝いを少しでもさせていただけるとしたら幸せです。

 

 

 

 

 

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