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2024年のはじまり
2024年がはじまりました。
年明け早々に震災があり余震も続いていて心穏やかではいられません…が、被災地の皆様のご無事と1日も早い復興、そして地球上の皆が2024年を平和平穏に過ごせるよう改めて祈ります。
私事では昨年末よりフォトグラファー修行をしています。元々写真を撮るのは好きでしたが、編み針を持つのとは別の楽しさがあり…
ものづくりと写真の両方があって、一番私らしいと思える状態になるような気がしています。
脳がとろけるような美しい瞬間、可愛い瞬間を見つめて、出会う方々と一緒に大切な時間を刻んでいけたら幸せです。
しばらく集中的に学んで帰ってきたら、変わらず好きなものづくりも心のままに楽しんでいきたいです。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
2024年お正月
アトリエテフ
NewYorkでの展示が終わりました
8月9日〜20日の12日間、日本のデザインをNewYorkで発信されているthe arcade japan様主催「ACJ 2023 summer pop up」に参加させていただきました。
海外の展示はもちろんはじめて。。
ですがアトリエテフを立ち上げる少し前、インスタにはじめて投稿した山鹿絹糸のアクセサリーを見た方が海外出展を打診くださったことがあり、その流れで花井さんとのご縁が繋がったのでした…
材料不足やコロナでその時は出展できませんでしたがいつかはできるだろうと何の根拠もないのに思っていて^^
当初から海外展示が前提だったため今回実現したような気もしています。(前提だいじですね♡)
今回のPOP UP、暑い日本と比べてニューヨークは比較的過ごしやすい気温だったようで連日大盛況だったとのこと…
沢山の方々に作品を見て触れていただけたことが何より嬉しいことでした。
沢山サポートくださいましたACJのスタッフの皆さまに心より感謝いたします。ありがとうございました。
ACJインタビュー記事はこちら
蚕起食桑
七十二候『蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)』
たまたまこの時季に山鹿お蚕ファームを訪ね、養蚕家の花井さんとお蚕さん達に会うことができました。
生き生きとした桑畑
その柔らかい桑葉をたっぷり
お布団のようにかけてもらって
お蚕さんが食べるようすは
とても神聖な光景で
植物と生物と人
それぞれの生命の輝き
その結晶が美しい絹糸となることに
改めて感動します。
見えない力に守られ応援されている(と私は思ってる)花井さん、育蚕期間は不思議なくらい全ての事がうまく運ぶのだとか…
私も不思議に思うのは
何も言わなくても
必要なときに必要とする色に
染めてくださるところ
黒豆染めのシルバーとゴールド
梅枝×紫蘇のレッド
よもぎのグリーン
新しいデザインにぴったり…
なんでわかるんだろう、と
感謝で頭がぼーっとなりました。
既に糸の行き先は決まっていますが、余裕があれば夏の終わりか秋頃にオンラインで見ていただけたらなぁと思っています。
ご要望などなかなかお応えできていないにもかかわらず、いつも温かく見守ってくださる皆さま、本当にありがとうございます𓅼
2周年を迎えました
アトリエテフは2周年を迎えました。
いつも見守って応援してくださる皆さま、ありがとうございます。
感謝のきもちを込めて、昨年に引き続きinstagram上の企画として新作「透」のイヤーカフ&リングを2名さまにプレゼントいたしました。
ご応募いただいた皆さま、ほんとうにありがとうございました。
プレゼントはたぶん最後になるだろうなぁと思ったのと、立春にも重なるため、お友達のクリスタルタロット考案者Shihoさんにお願いして特別なカードリーディング「2023年立春開運メッセージ」をご応募くださった皆さまにプレゼントいたしました。
2枚引きの素晴らしいリーディングで、皆さまに喜んでいただけてよかった…
今回温かいコメントを沢山いただき、私の方が力をいただきました。心より感謝です。
理解してくれる方がいるのかもわからず、好きな気持ちだけでほぼ勢いではじめて
なかなか進まない時や、方向性がわからなくなる時もありながら
ずっと好きで続けていられるのは唯一無二の素材と皆さまとのご縁のおかげです。
これからも、日本の美しい絹糸の世界を繋いでいけるように手と心を動かしていきたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
雪繭
昨年秋にHimikaで開催された"縁の糸Vol.3"では、参加者の皆さまにお配りされた帯留ブローチのほか
もうひとつ"雪繭"という帯留をおつくりしていました。
主宰のMichiさんから、講師を務められた着物ライター 安達絵里子さんへプレゼントされたものなのですが、
ありがたいことに、婦人画報の連載「安達絵里子の着物問わず語り」1月11日配信記事でその"雪繭"をご紹介くださっています。
安達さんのコーディネートが素敵ですのでぜひご一読ください。
この雪繭、見れば見るほど安達さんの雰囲気にぴったりだなぁと… 気に入ってくださって本当に嬉しいです。
雪繭について詳しく話しますと
山鹿の花井さんに繋げていただいたご縁なので、素材はもちろん花井さんの絹糸でモチーフは繭がいいなと思いました。
繭の中に優しく雪が降り積もるイメージで、白い手紡ぎ糸とパールをあしらい、柚子染めの座繰り糸で丸く囲みました。
座繰り糸も手紡ぎ糸も刺繍には向かない糸なので、ゆっくりゆっくり…
なぜ雪のイメージかというと、
安達さんにはじめてお会いしたのは真夏でしたが、芭蕉に雪が描かれた美しい帯をしていらして(雪持芭蕉という夏のモチーフだとその時教えていただきました)それがとてもお似合いで印象的だったのです。
今回は雪づくしのコーディネートに合わせてくださって、お着物の楽しみ方ってやっぱり奥が深い!
私はまだ家で羽織って満足している段階だけど、外でも着たい気持ちがふつふつと…
寒い朝にはこんな感じで母のお下がり着物を羽織ってお茶を飲んだりします(汚しそうですぐ脱ぐけど) やっぱり絹の温かさは格別ですね。
素敵にご紹介くださった安達さんに心より感謝です。