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2023 / 01 / 11 21:24
雪繭
昨年秋にHimikaで開催された"縁の糸Vol.3"では、参加者の皆さまにお配りされた帯留ブローチのほか
もうひとつ"雪繭"という帯留をおつくりしていました。
主宰のMichiさんから、講師を務められた着物ライター 安達絵里子さんへプレゼントされたものなのですが、
ありがたいことに、婦人画報の連載「安達絵里子の着物問わず語り」1月11日配信記事でその"雪繭"をご紹介くださっています。
安達さんのコーディネートが素敵ですのでぜひご一読ください。
この雪繭、見れば見るほど安達さんの雰囲気にぴったりだなぁと… 気に入ってくださって本当に嬉しいです。
雪繭について詳しく話しますと
山鹿の花井さんに繋げていただいたご縁なので、素材はもちろん花井さんの絹糸でモチーフは繭がいいなと思いました。
繭の中に優しく雪が降り積もるイメージで、白い手紡ぎ糸とパールをあしらい、柚子染めの座繰り糸で丸く囲みました。
座繰り糸も手紡ぎ糸も刺繍には向かない糸なので、ゆっくりゆっくり…
なぜ雪のイメージかというと、
安達さんにはじめてお会いしたのは真夏でしたが、芭蕉に雪が描かれた美しい帯をしていらして(雪持芭蕉という夏のモチーフだとその時教えていただきました)それがとてもお似合いで印象的だったのです。
今回は雪づくしのコーディネートに合わせてくださって、お着物の楽しみ方ってやっぱり奥が深い!
私はまだ家で羽織って満足している段階だけど、外でも着たい気持ちがふつふつと…
寒い朝にはこんな感じで母のお下がり着物を羽織ってお茶を飲んだりします(汚しそうですぐ脱ぐけど) やっぱり絹の温かさは格別ですね。
素敵にご紹介くださった安達さんに心より感謝です。